運動会のかけっこ練習で、冴えない表情だった娘に数日前から変化が現れた。
そこはかとなく明るくなって、今日なんか張り切っていた。
どうしたんだろうと思っていたけど、何となく聞くのはばかられて黙っていたら、寝る前に顔を寄せてきて
「運動会でね、ひみつの出し物あるとよ」と。
「ひみつの?」
「そう、お楽しみよ、ひみつね」
何はともあれよかったなと思っていたら、今日、とうとう我慢できなくなったみたいで、夕飯のとき、満面の笑みで
「お神輿かつぐんよ!そして、阿波踊りみたいなん踊るんよ!」と。
「え?阿波踊り?」
「うん!」
バレエ習わせて、バレエの舞台とか、劇団四季とか、宝塚歌劇団まで見せたことと全く関係ないところにうちの子の幸せが!!!
お神輿や阿波踊りの身体性が娘に活力を与えてる。身体はいつも「その人の幸せ」を知っていると思う。